Raspberry PiでDNSサーバー

2020年12月8日火曜日

Raspberry Pi

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Raspberry PiでDNSサーバーを構築した時のメモです。DNSサーバーは、bindかdnsmasqを使用すれば構築できるようなのですが、今回は設定が簡単そうなdnsmasqを使用しました。

環境

元々、dnsmasqで次のようなイーサネット・コンバーターを実現していたRaspberry PiにDNSサーバーの設定を追加しました。
DNSサーバー

RaspberryPiの設定

dnsmasqのインストール

aptでdnsmasqをインストールします。

$sudo apt update
$sudo apt install dnsmasq -y

固定IPの割り当て

eth0にDHCPサーバの 固定IPを割り当てます。

$sudo vi /etc/dhcpcd.conf
interface eth0
static ip_address=192.168.0.1/24

dnsmasqの設定

DNSサーバーに必要な設定は、最後の3行だけです。ローカルのドメイン名をisono.localに設定しています。expand-hostsで/etc/hostsに設定したサーバー名にisono.localが追加されるようになります。

$sudo vi /etc/dnsmasq.conf
interface=eth0
listen-address=192.168.0.1  
bind-interfaces  
server=8.8.8.8
domain-needed
bogus-priv
#DHCP用
dhcp-range=192.168.0.50,192.168.0.150,12h
# DNSサーバー用
local=/isono.local/
expand-hosts
domain=isono.local
IPのリース状態は、/var/lib/misc/dnsmasq.leasesで確認できます。

/etc/hostsの設定

サーバー名を設定します。ここでは、nasに192.168.0.15を割り当てています。

192.168.0.15   nas

nslookupで確認

nslookupで動作を確認します。nslookupはaptでdnsutilsをインストールすると使用できるようになります。

$sudo apt install dnsutils
nslookupでnasとnas.isono.localをそれぞれ確認します。/etc/hostsにはnasしか設定していませんが、nas.isono.localも認識されていることが確認できます。

$ nslookup nas
Server:         127.0.0.1
Address:        127.0.0.1#53

Name:   nas
Address: 192.168.0.15

$ nslookup nas.isono.local
Server:         127.0.0.1
Address:        127.0.0.1#53

Name:   nas.isono.local
Address: 192.168.0.15    

Wi-Fiルーターの設定

atermのDNSルーティングを設定すると、ネットワークの他のマシンからnas.isono.localで参照できるようになりました。

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