Raspberry PI OS Lite(bullseye)のデフォルトユーザー

2022年5月6日金曜日

Raspberry Pi

t f B! P L
Raspberry PI OS LiteをSDカードに入れて電源を投入、GPIOのUARTでいつも通りにログインしようとすると、次のようなエラーが発生しました。

Raspbian GNU/Linux 11 raspberrypi ttyAMA0

raspberrypi login: pi
Password: 
何度試してもログインできないので、これはおかしいと思い調べてみると、bullseyeからデフォルトのユーザーがなくなっていました。
An update to Raspberry Pi OS Bullseye
So with this latest release, the default “pi” user is being removed, and instead you will create a user the first time you boot a newly-flashed Raspberry Pi OS image.
Raspberry Pi Imagerを使うとユーザーを設定できるようなのですが、.imgをダウンロードして使う場合は別の方法で事前にユーザーを作成しておく必要があるようです。ユーザー作成の方法は、An update to Raspberry Pi OS Bullseye に記載がありました。/bootのuserconf.txtで事前にユーザーを登録できるようです。具体的な手順は次のとおりです。

事前ユーザー作成の手順

暗号化したパスワードの作成

ターミナルを開いて、次のコマンドで暗号化したパスワードを生成します。

$echo 'mypassword' | openssl passwd -6 -stdin
xxxxxxxx(暗号化されたパスワード文字列)

.imgの/bootにuserconf.txtを作成

SDのFAT領域に格納されている/bootディレクトリに新しくuserconf.txtというファイルを作成します。userconf.txtには、作成するユーザーと暗号化されたパスワードをコロンでつないで1行で格納します。

$vi userconf.txt

user1:xxxxxxxx(暗号化されたパスワード文字列)

この例では、ユーザーはuser1としています。

Raspberry Piを起動

SDをPCから取り出してRaspberry Piに挿入後、電源を投入すると、userconf.txtに設定したユーザーとパスワードの組み合わせでログインできます。

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