MIPS Creator CI20でOpenGL ES

2015年2月19日木曜日

小型コンピュータ

t f B! P L
MIPS Creator CI20で簡単なOpenGLESのサンプルを実行しました。

利用したサンプルコード

Mesaのデモデータに含まれているes2tri.cをそのまま利用しました。コンパイルはCI20上で行いました。

デモデータのダウンロード

CI20のXWindowデスクトップからWebブラウザを立ち上げ、Mesaのサイトからデモデータ(mesa-demos-8.2.0.tar.bz2)をダウンロードします。次に、デモデータを適当な場所で解凍します。es2tri.cはmesa-demos-8.2.0/src/egl/opengles2に格納されています。

実行ファイルの生成

X11開発パッケージのインストール

最初にapt-getでlibx11-devをインストールします。X11関係のヘッダファイル(xlib.hなど)がインストールされます。
apt-get install libx11-dev

コンパイル

ディレクトリをmesa-demos-8.2.0/src/egl/opengles2に移動し、コマンドラインでコンパイルを行います。
gcc es2tri.c -o es2tri -lX11 -lEGL -lGLESv2

実行

生成されたes2triをターミナルから実行すると、グーロシェーディングの三角形が表示されます。
es2triの実行

注意点

CI20本体のHDMIに接続したディスプレイ上でのみデモが実行できました。vncを使ったリモート接続でes2triを実行するとeglInitialize()がfailします。
#./es2tri
WSEGL_InitialiseDisplay: DRI2QueryExtension failed
Error: eglInitialize() failed

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