ディジタル技術検定を受けてきました。文部科学省後援のデジタル技術に関する検定です。試験の内容としては、強いて言えば情報処理技術者試験のエンベデッドシステムスペシャリストが近いかもしれません。ただ、出題傾向はかなり違います。また、制御理論が出題範囲というのもエンベデッドシステムスペシャリスト試験とは違います。
過去問
僕が受けたディジタル技術検定2級はマークシート方式なのですが、過去問は公式サイトで体験できます。試験を開始すると、残り時間がカウントダウンで表示されたり、全問回答後には合格の可能性を数値で出してくれたりします。過去問については、検定を実施している団体から解説集も販売されています。
受けてみた感じ
試験会場は自分で選べます。といっても関東地区では次の2つしかありませんが。
僕はユーキャン本部ビルを選びました。
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会場入口 |
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ユーキャン本部ビル |
この検定は、10代後半~20代前半位がメインだと思っていたのですが、実際に試験会場に行ってみると、いろいろな年齢層の人がいました。試験内容については、過去の試験と難易度は同程度で、出題傾向も特に変わりありませんでした。
論理回路について
ディジタル技術検定の試験では、論理回路の分野でベイチ図、カルノー図、主加法標準形といった内容が出題されます。僕は、かなり長い間実務で論理回路設計をやっていましがた、ベイチ図やカルノー図は一回も使ったことありませんでした(主加法標準形は実際に使うけど名前は知らなかった)。今は論理合成ツールを使って論理設計をする場合がほとんどで、こういうものを実際に使う機会はなかなかないと思いますが、基本事項として試験を機会に覚えるのは良いことかもしれません。
フリップ・フロップの問題では、Tフリップ・フロップやJKフリップ・フロップが出題されます。僕はD-FFとGラッチ以外は実務で使ったことがないので、心理的にちょっと抵抗がありました(この知識はいったいどこで使うんだ?という意味で)。
正解発表
試験問題の正解は、試験の一週間位後に公式サイトで公開されます。最初に公開された正解を見た時、ある問題について「それが正解??いやいや、そんな訳ないでしょ?!」と思っていたら、やっぱり後でまちがいとして修正されていました。よかった。
合否の通知
「試験終了後、40日以内を目途に通知」と受験要綱に記載されているとおり、合否通知のはがきが来ました。
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合否通知のはがき |
中はこんな感じ。合格してました。
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合格! |
そして予想外のプレゼント
合格すると次の試験の願書が送られてきます。ありがとう。