RasbianのWi-Fiがつながらない

2020年3月14日土曜日

Raspberry Pi

t f B! P L
ひさしぶりにRasbianをSDカードに焼いて、いつも通りの手順でWi-FiからRaspberry PiにSSH接続しようとしたら、つながりません。RaspbianのバージョンはBuster Lite,Version: February 2020です。

まず、ssh接続を有効にする

イメージを焼いたSDカードをPCなどに接続して、bootパーティション直下にsshという空のファイルを作成します。sshというファイルが存在していればよいので、同じディレクトリにあるissue.txt等をコピーして、名前をsshに変えるだけでOKです。名前はssh.txtではなく、拡張子なしのsshにします。
sshというファイルを追加
DHCPを使ったイーサネット接続でSSH接続を行うのであれば、この設定だけでつながります。

RaspbianにログインしてWi-Fi設定

とりあえずイーサネットでRaspberry Piにログインして /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confに次のような設定を追加します。

$sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

network={
    ssid="利用するSSID"
    psk="パスワード"
}
今までは、これだけでWi-Fiにつながりました。しかし、今回は何故かつながりません。なんとなくSSHのログインコンソールを見ると"Wi-Fi is currently blocked by rfkill. Use raspi-config to set the country before use."という表示が。

Countryの設定?

とりあえず、表示に従ってraspi-configを起動します。

$sudo raspi-config

raspi-config
多分、Network Optionsだと思われるので、選択してみます。
Network Options
多分、N2 Wifiだと思われるので、選択してみます。
N2 Wifi
"Select the country in which the Pi is to be used"と表示されるので、ここの設定のようです。JP Japanを選択します。
JP Japanを選択
"Wi-fi country set to JP"と表示されるので、残りの設定を適当に済ませてraspi-configを終了します。
Countryが設定された
設定終了後、リブートするとWi-Fiに接続できました。

Country設定の格納場所

raspi-configで設定したCountryは、/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confに格納されていました。"country=JP"という設定が追加されています。次回からは、わざわざraspi-configを起動しなくても、/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confにcountry=JPを追加しておけば良さそうです。

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP

network={
    ssid="利用するSSID"
    psk="パスワード"
}

bootパーティションからwpa_supplicant.confを設定する場合

イメージを焼いたSDカードをPCなどに接続して、bootパーティション直下にsshファイルと設定済みのwpa_supplicant.confを作成すると、Raspbianを起動することなくWi-Fi接続の設定を行うことができます。

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