MIPS Creator CI20で簡単なOpenGLESのサンプルを実行しました。
利用したサンプルコード
Mesaのデモデータに含まれているes2tri.cをそのまま利用しました。コンパイルはCI20上で行いました。
デモデータのダウンロード
CI20のXWindowデスクトップからWebブラウザを立ち上げ、Mesaのサイトからデモデータ(
mesa-demos-8.2.0.tar.bz2)をダウンロードします。次に、デモデータを適当な場所で解凍します。es2tri.cはmesa-demos-8.2.0/src/egl/opengles2に格納されています。
実行ファイルの生成
X11開発パッケージのインストール
最初にapt-getでlibx11-devをインストールします。X11関係のヘッダファイル(xlib.hなど)がインストールされます。
apt-get install libx11-dev
コンパイル
ディレクトリをmesa-demos-8.2.0/src/egl/opengles2に移動し、コマンドラインでコンパイルを行います。
gcc es2tri.c -o es2tri -lX11 -lEGL -lGLESv2
実行
生成されたes2triをターミナルから実行すると、グーロシェーディングの三角形が表示されます。
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es2triの実行 |
注意点
CI20本体のHDMIに接続したディスプレイ上でのみデモが実行できました。vncを使ったリモート接続でes2triを実行するとeglInitialize()がfailします。
#./es2tri
WSEGL_InitialiseDisplay: DRI2QueryExtension failed
Error: eglInitialize() failed