MIPS Creator CI20はプリインストールでDebian7が起動しますが、Android4.4に変更してみました。
変更方法はこちらの
ページとこちらの
ビデオで紹介されている通りです。手順としては次の4ステップになります。
1.Androidイメージのダウンロード
2.Androidイメージが入ったSDカードを準備
3.SDカードからNANDフラッシュにデータを転送
4.Androidの起動
各ステップの詳細は次の通りです。
1.データのダウンロード
こちらのページの"download here"のリンクからAndroidイメージをダウンロードします。僕がダウンロードした段階では、android4.4.2_20141126.img(約1.1GB)というイメージが最新でした。
2.Androidイメージが入ったSDカードを準備
android4.4.2_20141126.imgをSDカードに入れます。僕は8GBのSDカードに入れました。
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8GBのSDカード |
SDカードへのイメージのコピーは、
こちらのページに書いてある通りに行いました。MacOS Xでは、ターミナルでDiskUtilityとddコマンドを使います。
bash-3.2$diskutil list
/dev/disk0
/dev/disk1
/dev/disk3
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: FDisk_partition_scheme *7.9 GB disk3
bash-3.2$diskutil unmountDisk /dev/disk3
Unmount of all volumes on disk3 was successful
bash-3.2$sudo dd if=android4.4.2_20141126.img of=/dev/disk3 bs=8m
bash-3.2$sync
diskutilでSDカードのdisk番号(この例では/dev/disk3)を見つけたら、それをアンマウントしてからddコマンドでイメージをコピーします。ddコマンドは10分位で終了しました。ddコマンドはCTRL-Tを入力すると途中経過が表示されます。
load: 2.81 cmd: dd 1153 uninterruptible 0.00u 3.11s
34+0 records in
33+0 records out
276824064 bytes transferred in 179.942004 secs (1538407 bytes/sec)
3.SDカードからNANDフラッシュにデータを転送
CI20のジャンパスイッチJP3を変更して、2番ピンと3番ピンをショートします。
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JP3の2-3ピンをショート |
Androidイメージを入れたSDカードをCI20のスロットに刺して電源を入れると、SDカードからNANDフラッシュへのデータの転送が始まります。データの転送が始まると、CI20のLEDが赤色から青色に変化します。
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NANDフラッシュへのデータ転送(LED青色) |
CI20のLEDが青色から赤色に戻ると、NANDフラッシュへのデータの転送は終了です。SDカードからNANDフラッシュへのデータの転送中、CI20に接続したLCDには何も表示されませんでした。転送経過はLEDの色の変化だけが頼りです。
4.Androidの起動
CI20のジャンパスイッチJP3を元に戻します(1番ピンと2番ピンをショート)。
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JP3を元に戻す |
SDカードを取り外し、再度CI20の電源を入れます。電源投入後、しばらくは画面が真っ黒のままでしたが、そのまま待っているとAndroidが起動しました。
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CI20のAndroid起動画面 |