MIPS Creator CI20には3D CGのデモがいくつかプリインストールされています。それらのデモが、どの位の消費電力で動作するのか気になったので調べてみました。
デモの種類
デモは、Debian7デスクトップのDemosディレクトリ置かれています(正確にはDemosディレクトリにショートカットが置かれています)。Demosディレクトリには、3D CGやオーディオ、カメラのデモなどが置かれていました。3D CGのデモは次の5種類でした。
Cubes
小さな多数の立方体で構成されたオブジェクトが形状を変えるデモ。
|
Cubesデモ画面 |
Flowers
木が成長して枝に花が咲くデモ。
|
Flowersデモ画面 |
SailBoat
ボートが水面を走り、その水面にボートの影が映りこむデモ。
|
SailBoatデモ画面 |
OGLES2MagicLantern
ランタンの光でテクスチャ・プロジェクションを行うデモ。
|
OGLES2MagicLanternデモ画面 |
ShaderViews
異なるシェーディングを割り当てられた窓を通して見える風景のデモ。
|
ShaderViewsデモ画面 |
消費電力の計測方法
計測機材
消費電力の計測は、次のワットチェッカーで行いました。
サンワサプライ TAP-TST5 ワットチェッカー
|
ワットチェッカー |
ワットチェッカーは、CI20のACアダプタと電源タップの間に挿入して使います。
計測結果
消費電力はその時の処理内容によって逐次微妙に増減するので、その計測値もリアルタイムに変動します。このため、今回の計測では各デモで平均的と思われる動作タイミングで消費電力のスナップショットを取りました。
|
計測の様子 |
デモの名前 |
消費電力のスナップショット |
Cubes |
3.2W |
Flowers |
3.5W |
SailBoat |
3.4W |
OGLES2MagicLantern |
3.5W |
ShaderViews |
3.2W |
まとめ
もう少しデモによって消費電力のばらつきがあると予想していたのですが、そうでもありませんでした。消費電力は実行中に微妙に増減するものの、どのデモもほぼ3.5W前後の消費電力でした。