ベクラーグラフィクス用フリーソフトのI
nkscapeは、
EqTeXSVGというエクステンションを組み込むと、LaTeXの式をレンダリングできるようになります。
(*Windowsでは
Tex Liveのインストールも必要です。)
EqTeXSVGで数式を書くには、inkscapeのメニューからエクステンション→レンダリング→LaTeX formula...を選択します。
 |
Inkscapeのエクステンション選択 |
表示されるポップアップウィンドウにLaTeXのコマンドを入力して適用ボタンを押すと、レンダリングされたベクターグラフィクスの数式が表示されます。
例えば、
\( \frac{2}{5} \)
というコマンドをTaTex formula:部分に入力して適用ボタンを押すと、"2/5"がベクターグラフィクスでレンダリングされます。
 |
分数のレンダリング |
 |
レンダリング結果 |
でも、小学校で習ったような筆算の形で割り算の式を書きたい場合は、少し工夫が必要になります。まず、ポップアップウィンドウの 追加パッケージ部分にlongdivisionを指定します。次に 、LaTex formula:部分に
\( \longdivision{割られる数}{割る数} \)
を指定します。
例えば、筆算で256÷4を表示したい場合には、LaTex formula:部分に
\( \longdivision{256}{4} \)
と入力しれ適用ボタンを押します。
 |
割り算(筆算)のレンダリング |
この時、割られる数と割る数以外は何も入力する必要はありません。筆算の計算自体はInkscapeが実行してくれます。
 |
筆算のレンダリング結果 |